私自身のこと~子どもとのかかわり

小さい頃から4歳下の妹の面倒をよくみていました。親に何か言われた訳ではなかったと思うのですが、なぜか妹を守らなければと思って育ちました。
そのためいつも妹の歩く後ろを行き、見守っていた記憶があります。
とっても激しくケンカもしてましたが…。

妹に限らず小さな子どもと遊ぶのは好きでしたが、不思議なもので、子どもの夢として挙げられる保育士さんや幼稚園の先生になりたい!と思ったことはありませんでした。

大学進学で上京し、遊園地でアルバイトをする機会があったのですが、その時に改めて子どもと触れあうのは楽しいなと思い、より子どもと密接な関わりを持てるベビーシッターのアルバイトをすることにしました。大学卒業までの1年半いろいろなお子さんと出会い、楽しい経験ができました。

大学卒業後は、企画制作会社に4年つとめ、その間、個人的に妊娠・出産に関する勉強をしていた時期もありました。(子育てにまつわる神話や迷信をこの頃たくさん見聞きしました。)保育の仕事をしたいという思いからその会社を退社。

しかしまた別の業界であるコンサル会社に入社。激務で身体を壊して1年半で退社し、しばらく休養生活を送っていました。
その間に試験を受けて保育士の国家資格を取得。保育業界にようやく向かうことになりました。

学生時代とはまた別のベビーシッター派遣会社に登録し、何軒かのお宅に伺いました。しかし、結局その会社では、私の経歴を買われて事務作業を手伝うことの方が多くなりました。
その後は派遣会社を通さず、個人同士でつながれる掲示板を利用してベビーシッターを始め、そのご家庭とは今でもお付き合いを続けています。

これまでに得た保育に関する知識や経験は、自分自身の子育てにも役立ってはいると思います。しかし、だからといって何でもこなせるという訳ではありません。
仕事としての保育と子育ては違うと言っていいのではないでしょうか。
もちろん私は保育園に勤めたことはなく、保育に関わってきたとは言ってもある意味異端かなとは思います。でも、きっと王道の保育業界を進んでこられた保育士さんなんかも同じように思われるのではないでしょうか?

経験と知識があるからこそ、自分自身にもハードルを高く設定しがちですし、周りからも余裕でしょ?という風に思われてしまい、さらに追い込まれてしまう…そんな悪循環もある気がします…。
(保育士経験者の方いかがですか…?)

経験や知識は生かしつつもシンプルに、余計なものは削ぎ落として本質を追及していけたらと思います。